ESTJの性格 byPJ

ESTJ

一部の推定では、ESTJが人口の8%以上を占めていることが示唆されていますが、ある研究と経験によれば、ESTPとISTJの双方よりも一般的ではありません。

ESTJは忠実で、勤勉で、職務指向です。

 
「タイプA」の傾向を持つことが多く、予定された計画や時間枠にしたがって物事が展開しない場合、彼女らはやきもきし、不満を感じることがあります。

ESTJの存在下では、他人は彼女らが慌ただしいか急いでいるように感じることがあり、ESTJは他人に「追いかけて欲しい」と願います。

 
ESTJはまた、堅固で、直接的で、主張的です。

彼女らの言葉遣いは簡潔であり、要領を得ている傾向があります。

時々、他の人は彼女らを厳しい、素っ気ない、無神経とみなすかもしれません。

 
外側に自信を持って積極的に見えるにもかかわらず、彼女らは全体的に、他タイプよりも内的には安定的でも自信があるのでもありません。

内部の判断機能(Fi)がinferior functionであるため、内部コントロールが比較的少ないと感じることがあります。

内側のコントロールを見つけ出すことが難しいので、外側のコントロールを達成することで内的な安定と安全をもたらすことを期待して、彼女らは必然的に外向きに焦点を変えます。

もちろん、外界をコントロールすることは、決して小さい事ではなく、簡単ではありません、これは、落ち着かず、過度に用心深いESTJの傾向に寄与します。

 
ESTJはすべてのタイプの中で最も「左脳的」で、比較的熟考的な人々として典型的に描画されます。

ENTJ(そのauxiliary function Niは、すべての人に楽しみと娯楽を提供する上で長い道のりを歩むことができる)とは異なり、ESTJのSiは明るさやユーモアの面でほあまり役に立たない可能性があります。

ユーモアのより顕著な感覚を持つものは、一般的に、彼女らのtertiary function 外向的直観(Ne)であり、気の利いた・巧妙な発言をします。

 
彼女らの姉妹ISTJと同様、ESTJは過去(Si)を一目で把握する傾向があります。

彼女らは過去の方法・伝統・慣習を保護・保存することを目的とします。

これは、David Keirseyが彼女らを「保護者」と名付けた理由です。

親しみやすく期待されており、しばしば信頼できる習慣や慣例を発展させます。

そのため、ESTJは予期すべきもの、「計画を知る」ことが好きです。

 
新規性と不確実性によって刺激されるExxPタイプとは異なり、ESTJは不確実性やあいまいさをあまり好みません。

ENTJのように、ESTJはしばしばリーダーシップの立場に立ちます。

 
両者の主な違いは、ENTJは先見性のある指導者である傾向があり、これは彼女らを指揮者の序列の頂点に上らせます。

ENTJは独自のルールを作成して変更することも好みます。

 
対照的に、ESTJは命令をする意思があるだけでなく、事前に確立された規則・ガイドライン・手続きの下で作業することで良しとします。

その結果、彼女らはしばしば中間レベルの管理者や監督者として役立ちます。

 
ESTJはESTPと1つの「preference(選好)」(すなわちJ‐P)だけ異なりますが、実際には共通の機能を共有していません。

これにより、これら2つのタイプは、一般的に認識されているよりはるかに異なります。

 
外向的判断機能がdominant function 外向的思考(Te)であるESTJは、外向的判断機能がtertiary function 外向的感情(Fe)であるESTPよりも、自身の主張においてより露骨で、控え目でない傾向があります。

ESTPは、ESTJの露骨なアプローチとは区別できる、一定の社会的な柔らかさを示します。

 
概して、ESTJは全タイプの中で最も忠実で、誠実で、責任感があります。

ESFJのように、彼女らは仕事倫理・忍耐・献身・不断の堅実さによって賞賛されます。

 
彼女らは宣誓したことを実践しようと努力し、自身のコミットメント(約束)と信念に迅速に従います。

彼女らは誠実な友人や仲間を作ります。

特に類似の世界観を抱き生活様式を持つ人に対して、そうします。

ESTJ

Introverted Extroverted
Thinking
Sensing
iNtuition
F

ESTJs’ Dominant Function:外向的思考(Te)

思考には、内向的思考(Ti)と外向的思考(Te)があります。

後者はESTJのdominantかつ最もpreference(優先的)機能として働きます。

 
Teは外界のシステムや働きに秩序・統制・合理性をもたらすよう努力します。

客観的基準と測定可能な目標を主張して定量化に向けられています。

適切な数の地図・道案内・ラベルを使って、現時点から目標へ行く方法を慎重に綴ります。

 
Teは、ESTJの判断や意見を素早く表現し、文字通り思考する(すなわち、判断、結論、決定をする)傾向を強めます。

ESTJは自身が知覚する前に判断を行い、聞く前に話します。

これは良い点と悪い点の両方があります。

 
一方で、それは彼女らを強く勇敢な指揮者にします。

他方では、彼女らを不快・独断的・制御的に見せることがあります。

 
Dominant Teを持つことは、ESTJが物事を威圧的にする傾向にもつながります。

彼女らは、振り返りながら、取り消すべきだった、または少なくとも軟化すべきだったと言うかもしれません。

これは、過敏なinferior function(Fi)を有するESTJにとって特に当てはまり、防御的または反応的に応答する可能性があります。

 
判断機能として、TeはESTJのタスク(職務)指向にも貢献します。

Dominant functionに判断機能を持つ他のタイプと同様に、一般的に寛容的・受容的なものでなく、より熟考的で集中的です。

彼女らに義務がない日であっても、素早く何かに取り組むことができます。

彼女らの余暇でさえ、彼女らは物事を終わらせることにおいて緊急性や急ぐべきということを感じるでしょう。

ESTJs’ Auxiliary Function:内向的感覚(Si)

ESTJは、auxiliary functionとして内向的感覚(Si)を使用します。

外向的感覚タイプ(xxSPタイプ)と異なり、ESTJは新規感覚による刺激の探索や新しい物質財の獲得にはあまり関心がありません。

代わりに、Siはより日常的で予測可能なライフスタイルを好みます。

 
Siは、Teと組み合わされると、信念やライフスタイルについての確信感にも寄与します。

そのため、ESTJは時には頑固または閉鎖的と見なされることがあります。

 
他のxSxJタイプと同様に、ESTJは過去の保守者として機能します。

彼女らは、より頻繁に特定の方法で何かをするほど、そのパターンから脱却するのが難しくなります。

彼女らの信念と世界観についても同じことが言えます。

 
大人として、彼女らはしばしば政治的な問題を含め、青少年期の信念や世界観を続けています。

彼女らが特定の状況に浸る時間が長くなればなるほど、彼女らは他の選択肢を検討することが難しくなります。

ESTJs’ Tertiary Function:外向的直観(Ne)

Neは斬新さを求める機能です。

しかし、Neは物質や感覚の世界ではなく、着想・思想に向けられている点でSeとは異なります。

 
Neタイプは、創造性・関連性・新しい理論を開発すること、感覚的または物質的な斬新性よりも新しい可能性を見つけることに関心があります。

NeはESTJの機能スタックの下半分にあるので、しばしばそれは彼女らと愛憎関係になります。

一方でNeは彼女らを、自分は機知に富む、賢い、創造的な、または精通していると見なさたいと思うように促すかもしれません。

これは、例えば、賢明なコメントを喚起したり、創造的な選択肢や可能性を生み出すことが望まれる場合などに見られます。

彼女らは創造的なビジネスや起業のためにNeに頼る場合もあります。

 
ESTJが自身のNeについて嫌うかもしれないことは、自身の信念と世界観に不確実性を注入する傾向です。

結局のところ、ESTJは、自身の人生の基礎を形作るために、はっきりと明白な世界観を求めています。

 
抽象的分析は必ずしも長所ではないので、Siの世界観に反するアイデアに対しては不安定になる可能性があります。

それに対応して、彼女らは自分たちの信念体系に対する潜在的な脅威として認識している様々な情報源やアイデアに対して、Neを閉鎖しようとするかもしれません。

ESTJs’ Inferior Function:内向的感情(Fi)

全てのタイプに同じことが言えますが、ESTJは、自身のinferior functionが自らの意思決定や行動に対して、影響をどの程度与えるかを容易に知ることは難しいでしょう。

彼女らのinferior functionの十分な意識と統合がなければ、彼女らは完全でない気持ちを感じ続け、自身のライフワーク・キャリア・他者との関係において賢明でない意思決定に陥りやすいでしょう。

よって、自己知識と個人的成長を希望するESTJは、自身のinferior functionである内向的感情(Fi)が自らのパーソナリティーに現れる様式を理解できるよう努めなければなりません。

 
内向的機能として、Fiには私的な感情や価値観を内在しています。

すべてのタイプの中でIxFPは、価値感と感情を独自に探求し、管理することに対する関心について、最も「自己中心的」(中立的な意味で)です。

対照的にESTJは、Fiがinferiorであり、ほとんど無意識であり、自分の感情に容易にアクセスできません。

 
IxTPタイプにとっては、ESTJの感情は動きやすく、捉えにくく、多くの場合、全か無か(妥協を許さない)の性質と受け取ります。

IxFPの場合、Fiは内部コントロールの強い感覚をも養います。

しかし、FiはESTJの中でinferiorであるため、同じ潤沢な内部コントロールを享受することはできません。

これを補償するために、彼女らは外界をコントロールするために多くの時間を費やします。

 
彼女らは自分のコントロールを感じる唯一の方法は、周囲をコントロールすることである、ということを本能的に感じています。

 
これは、IxFPタイプのアプローチの正反対です。

IxFPタイプは、外界を制御する能力(Te)に比較的無力であり、自らコントロールできると感じているもの(Fi)に焦点を当てて対応します。

 
そうは言っても、ESTJのFiは無力であるか、または影響力がないと仮定するのは間違いでしょう。

彼女らは自身のFiの意識的なコントロールをほとんど感じていないかもしれませんが、意識の弱い方法によって影響力を発揮することができます。

Inferior functionは、dominant functionに知らせ、動機づけ、方向づけをし、その目標、関心、価値感に影響を与え、重要な役割を果たすことができます。

ESTJの場合、彼女らの職業の選択は、Fiのあまり意識されていない感情や価値観によって知らされ、動機づけられます。

これは、ESTJにとって想像していたことから逸脱した仕事を取り上げる可能性があります。

 
彼女らは、例えば、自身のFiによって、奉仕活動に携わる場合があるかもしれません。

ESTJは、先天的にNまたはFの才覚を持ちませんが(聖職者はNFのキャリアとして大まかに解釈されるかもしれない)、心理的完全性への移行は、FiとNeの機能の調整を伴います。

ESTJが聖職者として機能するのにうってつけであると示唆できませんが、なぜ彼女らがそうすべきと感じられるのかは理解できます。

 
Fiはまた、ESTJに個人的に影響を与えた原因を取り上げるよう促すかもしれません。

例えば、親が稀な病気で亡くなったESTJは、医師または医学研究者になることを決定する可能性があります。

 
Fiの影響のもう一つの例は、在宅の親として機能することを選ぶESTJです。

IxFPタイプは、子供に対して特別な共感と関心を抱いているようであり、しばしば子どもを持ち、養育するという大きな成果を得ています。

 
ESTJは機能スタックにFiを持っているので、たとえ意識があまりなくても、同様の傾向があるかもしれません。

したがって、ESTJはたとえそれが最終的に負担や不満足であるということが判明したとしても、子供を持ったり、育んだりすることにより、ある種の「良いと思われる」経験をすることがあります。

ESTJの人格的成長

私たちは自身のパーソナリティータイプに従って真に機能することによって、個人の成長とパーソナリティータイプの発達の基礎を準備します。

これには、私たちの状況(仕事、関係、生活習慣)がdominant functionやauxiliary functionを定期的に使用できるかどうかを考慮する必要があります。

 
このESTJのケースでは、これは定期的にTeとSiを使用することになります。

ESTJが自身のTeの使い方を検討することも重要です。

Dominant functionに判断機能を持つ他のタイプと同様に、ESTJは、職務の完成や意思決定に緊急性を感じます。

これはしばしば、彼女らが2つの判断機能(TeとFi)の間を飛び周り、知覚する時間(Si)をほとんど過ごせないことに繋がります。

 
「生産的であるべき」という彼女らの関心は、彼女らが人生を吸収したり真価を認めること(すなわち、知覚)から遠ざけます。

彼女らは自身だけでなく、自身の人生も真剣過ぎに受け止めるかもしれません。

 
ESTJは本質的に、自制的で、徹底的ですが、注意しないとそれは強迫性や強迫観念に変わる可能性があります。

一言で言えば、ESTJの個人的成長は、主にTeとSiの一貫性とバランスのとれた使用によって生じます。

彼女らの最も意識的な自己に真実をとどめることによって、彼女らは永く平和と全体性の感覚に近づくことができます。

Posted by melancoly