IJタイプ(内向+判断):LBP理論

Iタイプ(内向的タイプ)は、認知においてまず自身の内面に目を向けます。
Jタイプ(判断タイプ)は、認知においてまず行動を計画します。
IJタイプは、内向きのフォーカスと、計画された行動へのフォーカスを組み合わせ、原因と結果(因果関係)を大規模かつ容易にシミュレートできる、素晴らしい自己完結型の精神の研究室を実現させます。
IJタイプの認知ステップ
1 | 2 | 3 | 4 |
判断 | 知覚 | ||
原則(○) | 行動(●) | 詳細(●) | 観察(○) |
▲Si/Ni | △Fe/Te | ▲Fi/Ti | △Se/Ne |
ある意味で知識の追求とは、物理学・友情・哲学・経済であれ、何が何を引き起こすのかを追求することです。
Jタイプは意図した経路を描くために、事前に原因と結果を検討することを好みます。
Iタイプはそれらの原因と結果を検討するための精神の無限のスペースを持っています。
したがって、EJは実際の行動にフォーカスして外部に進路を描きますが、IJは思考によって地図を作成し、思考で作成された地図には境界線が必要ありません。
これによりIJは、宇宙の様な広がりと普遍的適用可能性(universal applicability)を持つアイデアを熟考し、すべてのものの背後にある根本的な「原因(why)」を探求するのに理想的な立場にあります。
この「原因(why)」とは原則であり、すべてがどのように機能するかについての普遍的で本質的なルールです。
普遍的な原則はありふれた真実や単純な一般性以上のものです。
真の原則は、現実がどのように機能するのかという壮大な複雑さを正確に反映しています。
原則は、状況に対する観察や格言以上に、例外なく常に真実です。なぜなら原則は現実そのものの働きを観察して得たものだからです。
たとえば、「アジアでは陸戦を行うべきではない」は原則ではなく、現実がどのように機能するかについての法則ではありません。
それは真実かもしれないし、そうでないかもしれない状況観察です。
「問題をしっかりと表現をすることができれば、その問題はすでに半分解決したことと同じである」は、人生が普遍的に機能する方法を観察して導いたものです。
問題を解決するために必要で役立つステップは、例外なく問題自体を正しく理解することです。
これは原則であり、現実がどのように機能するかについての普遍的なルールです。
IJは原則に従って生きていますが、多くの場合それを認識していません。
原則への本質的な理解はすべての決定と態度の指針となります。
それは彼女らが人生にアプローチする際に慣れている方法です。
原則は数学的な自然法則のようなものであり、IJはそれらの法則を可能な限りズームアウトした方法で見ます(view)。
他タイプは人生の線と曲線と点にフォーカスし、その中にパターンを探す傾向がありますが、IJは各線の詳細にあまり注意を払わず、代わりにそれらの線などを引き起こす根本的な方程式にフォーカスします。
IJは人生のすべての例外(aberration)の背後にある方程式を理解することにより、無限のデータを追跡せずとも無限の複雑さの原則を理解できます。
IJは、内向的タイプとしての内省的な考察と、判断タイプとしての意図的で計画的な行動を組み合わせており、彼女らは二重に意図的であり、二重に自己主導的です。
これは、IJが他者の意見、ニーズ、意図を考慮に入れることを重視する必要があることを意味します。
彼女らはズームアウト視点の普遍的な原則に従って生きているので、IJは自身を含む人々の動機と意図を判断することに慎重になる必要があります。
原則だけで人々を判断しようとすると、ひどく誤った、単純なパーソナリティ判断につながる可能性があります。
原則は1つのものですが、それを人の人生に適用することはまったく別のことであり、人々への適用はすべての中で最も複雑な適用になる傾向があります。
IJが自身の普遍的な原則への理解に反して行動しようとすると、心を乱されます。
彼女らの深い、時には無意識の原則への理解は、自身と周りの人々への強力な拠り所と指針(錨と羅針盤)として機能します。
したがって、IJが「暗に(tacitly)理解している原則」に反して行動を起こそうとすると、彼女らの精神は反抗します。
これはIJを無力にし、IJが前進するのを妨げたり、閉じこもるようにしたり、苦々しく思わせる可能性があります。
特に傷ついたIJは、自身の良心の痛みを和らげるために「誤った原則」「偽の原則」を作成したり、自己正当化するためにそれらを普遍的な原則として用いるかもしれません。
「真に幸せな人は誰もいない」
「誰もがいつかは裏切る」
ほとんどの場合、これらの偽の原則は人々に対する誤った見方を中心に構築されます。
これは、特に人々の動機に対する自身の考えが誤っていたことを認めたくないIJに発生します。
しかし、IJは普遍的な解決策、根本的な要因(cause)、すべてのものの背後にある原因(why)と方法(how)を深く掘り下げることができるため、困難な場合でも理解している原則に従って生きる方法を発見できます。
世界は、人生・人々・自身の「普遍的に機能する方法」を探求するために勇敢に自分自身をオープンにすることができる健全なIJを必要としています。
健全なIJは「ズームアウト的で包括的な背景」を提供します。
これは、他タイプのロードマップとして機能します。
IJは人々の動機の理解に苦慮します。
これに優れるEPから辛抱強く学ぶことで、IJはどんな状況でも信頼できる道標、普遍的に適応可能な道標になることができます。