ENFPの性格 byPJ

ENFP

創造力ある理想主義者

ENFPは人口の8%を占め、2対1で女性の方が多いです。

ENFPは熱狂的、理想主義的、休むことがなく、オープンで、幅広い関心を持っています。

これらの特性のために、彼女らは人やアイデアの両方とうまく関わり、あらゆるタイプの中で最も多才です。

 
彼女らは外向的タイプとして行動に反対ではなく、直観タイプとしては熟考に反対していません。

この意味で、ENFPは内向型と外向型の間の一種のハイブリッド(混合)を表しています。

 
ENFPは新規性を探し求めます。

彼女らは常に新しさ、興味深い人、アイデア、可能性を探し求めます。

INFPと同様に、彼女らは抽象的でより体験的な学習方式を楽しみます。

 
ENFPは一般的にIPやEJタイプ(dominant functionに判断機能を持つタイプ)よりも、自身のキャリアと関係において成功を収めるという考えを持たず、生活をあまり重視しません。

結局のところ、ENFPは楽しい時間を過ごしたいと思っており、それがどうなるかについてはあまり認識してないのかもしれません。

 
何よりも、ENFPは退屈と停滞を恐れます。

睡眠でさえ、少し退屈で世俗的なように思うかもしれません。

ENFPの心は熱狂的なペースで動きます。

彼女らは休むことなく、色々なことが気になって、不安定な睡眠パターンに悩まされます。

 
ENTPと同様に、彼女らの目は周囲の何かを探し回っているように、一方の側から他の側へと広がっており、他者は彼女らに不安を感じることさえあります。

しかし、彼女らが探しているのは、言葉・アイデア・可能性(つまり、Ne)などの本質的に精神的なものです。

 
ENFPは常に新しいアイデア・人間関係・センスある言葉を創造します。

彼女らはしばしばランダムで、気まぐれに見えることがあり、正しくか間違いかADDまたはADHDと一般に診断されます。

 
ENFPは主に「右脳タイプ」です。

左脳は秩序・制御・体系化に関係していますが、右脳は新奇性・人・感情に向いています。

右脳は、よりランダム・創造的な側面(すなわち拡散・発散)であり、一方、左脳は分析および予測可能性(すなわち、収束)に関連します。

 
他のNPタイプと同様に、ENFPは真実の把握の際に個人の経験に大きな価値を置きます。

ESFPと同程度ではありませんが、ENFPにとって「経験は信じることができる」ものです。

ENFPは、自身の個人的経験を重視しており、すべてを試してみるまで自身を完全に理解できないと感じるかもしれません。
(対してINxJタイプは経験を必要とすることなく何が好きかどうかを理解できると感じています。)

このような理由から、ENFPは人間的に可能な限り多くの人生と世界を体験したいと望む典型的な探求者であり好事家です。

 
ENFPは内部的にも外部的にも、あらゆるタイプの中で最も非判断的で包括的です。

INFPのように、彼女らは多様性と多文化主義の覇者です。

彼女らの外向的直観(Ne)は、異なる視点を容易に見ることを可能にし、内向的感情(Fi)は個人に対する共感と尊重の感覚を提供します。

 
ENFPはまた、芸術と文化の理解者であり、参加者です。

彼女らは一般的に、あらゆる種類の創造的な取り組みに惹かれます。

特に、しばしば音楽・ドラマ・写真を楽しみます。

十分な精神的集中力を持っている場合は、フィクションでもノンフィクションでも、偉大な作家になることができます。

ENFPはジャーナリストによく見られ、文章と口述に優れます。

 
キャリアに関して、ENFPはしばしば、聖職者・カウンセリング・教育に惹かれます。

彼女らは他者の潜在能力を見て育てるのが大好きです。

いくらかのENFPは主にアイデアを扱うことに満足しますが、他のENFPはこれを行動と冒険に組み合わせようとします。

そのような人は宣教師・ツアーガイド・外交官として働くことがあります。

 
他の人は政治的な仕事に手を出すかもしれません。

ENFPのinferior function 内向的感覚(Si)は、宗教的・政治的・ジャーナリズム的な仕事の魅力につながる経歴に関心を寄せる可能性があります。

ENFPs’ Dominant Function:外向的直観(Ne)

外向的直観(Ne)は外部の新規性を求めます。

一見すると、SeとNeの両タイプは、外向きに行動的で、遊び心があり、休むことなく動き、非常によく似ています。

しかし、NeはSeと異なり、新しい感覚を求めるよりも、新しいアイデア・関係性・可能性を追求することに関心があります。

 
Neは外向的知覚機能です。

それは知覚的にも表現的にも機能します。

Neの言葉による表現は、「ブレインストーミング(個人が自由に発想し、多人数でアイデアを出し合う方法)」のようなものです。

発言中のENFPは、あるアイデアから次のアイデアへとランダムに移り、必ずしも「意味がある」ように見えるとは限りません。

多くの場合、「意味」はENFPが判断(Fi)に向かうためのものですが、最初に、彼女らは自身のNeによって複数のオプションを探索する必要があります。

 
他の人たちは、表面上恣意的(独断的)で偶発的なNeの方法を信頼しないかもしれませんが、ENFPはその価値を認識しています。

彼女らは、時間の経過とともに、真実や知識が明らかになることを理解しています。

彼女らの唯一の仕事は、それが自身を正しい方向に導くことを信じて、Neを表現することです。

 
確かにENFPの中には、他人よりも首尾一貫した、洗練された表現をする人もいます。

多くのことが会話の文脈に依存します。

いくつかの場合では、ENFPはtertiary functionである外向的思考(Te)を呼び出しますが、これはまったくランダムではありませんが、より直接的なものであり「意味」となります。

 
その知覚的(情報の受容的)役割において、Neは情報収集に努めます。

Neは、Seのように単に情報を集めるだけではありません。

Seはより直接的で、1つ以上の主要な感覚を通じて情報を直接的に理解することを伴います。

Neは感覚データを超えるもの、または感覚データの背後を見るという点で異なります。

 
これによりENFPは、隠されたパターン・可能性・潜在性を認識できます。

彼女らのNeは、事実と経験の間の関係やパターンを絶えずスキャンします。

ENFPは一般に、読書・芸術と文化の探索・他人との会話などの活動において、Neの受容的側面を採用します。

彼女らは、他者から洞察や知識を得ることができ、会話の良い促進者になることができる質問を楽しみます。

ENFPはジャーナリズムなどのキャリアでこの才能を磨き、適用することがよくあります。

 
外向的機能として、Neは、Niよりも散開的で開放的です。

Niが作業を終えると、INxJは一つの正しい解決策があると感じやすくなります。

対照的に、ENFPは選択肢や可能性の数を減らすのではなく、増やす傾向があります。

 
ENFPはNeを使って興味をそそる可能性を探ります。

彼女らは放浪者または探求者の役割を楽しみます。

彼女らは、自身が探しているものをあらかじめ正確に知ることはほとんどありません。

それは部分的に彼女らがNeをとても爽快に感じる理由です。

Neは無計画な予感と期待感を伴い、彼女らの人生の度において誰が、または何が次に現れるのかを知りません。

 
外向的直観は、開かれた心(寛容さ)と関連付けられます。

それは、ENFPが早期の判断や結論を出すことなく、問題の両面において真実を見るのを助けます。

Neはまた、慣習的な方法にとらわれない、またはボヘミアンライフスタイルへの寛容を伴い、ENFPが菜食主義や聖餐に参加することを考慮することを可能にします。

 
ENTPと同様に、ENFPはNeと一種の愛憎関係を持つ場合があります。

一方で、彼女らはオープンな心で、Neがさまざまな選択肢や視点を見るのに役立つことを好みます。

彼女らはまた、人生の謎に対する冒険、期待、驚きの感覚を楽しみます。

しかし、Neはまた、ENFPがしっかりとした結論を導き、継続的な約束をしたり、意思決定に自信を持ったりすることを困難にさせるなど、課題を抱えています。

ENFPs’Auxiliary Function:内向的感情(Fi)

内向的感情(Fi)は、ENFPとESFPの双方のauxiliary functionです。

Fiの主な関心事の1つは、自己理解と意思決定のためのプラットフォーム(基盤)として機能することができる、社会的慣習とは独立したパーソナライズ(個別化)された世界観の開発です。

Fiは、内部世界観と人生へのアプローチを構築する進行中のプロセスを伴うという点で、内向的思考(Ti)に非常に似ています。

 
主な違いは、Fiは個人的な嗜好(「好き/嫌い」)と道徳的判断(「良い/悪い」など)に焦点を当てるのに対し、Tiは「真実」と「偽」や「論理的」か「非論理的」に焦点を当てます。

結果的に、ENTPはTiを使用して概念の妥当性と真実性を評価するのに対し、ENFPは最初にFiを使用して道徳的、芸術的、嗜好関連の評価を行います。

 
ENFPとINFPの間のFiの違いは、機能スタック内(主要機能内)のその場所です。

INFPの場合は、Fiが1番目に来るので、迅速に判断することができます。

その後、彼女らは2番目のNeを使って、それが有効であるかどうか、またはそれを開いたままにするか、「灰色」にしておくべきかを調べます。

 
ENFPの場合、順序は逆になります。

彼女らはINFPのように、判断や推定から始めません。

これは、開発の第1段階(Adolescence・青年期)で特に当てはまります。

 
ENxPは、それぞれの状況にNeの公開性(寛容さ)で接近(アプローチ)するように配線されています。

Neで探索した後、判断を形成するためにFiを使用します。

その後、彼女らがその判断に自信を持っているとすれば、teritary functionであるTeを通して表現することができます。

 
Fiのより重要な機能の1つは、その方向性です。

すなわち、内向性であるため、通常の活気と熱意を除き、外部の人はENFPの感情に容易にアクセスできない可能性があります。

ENFPは、ESFPと同様に感情判断をいくらか間接的にTeを通して表現します。

これにより、他者はENFPを思考タイプとして見る一方で、ENTPが外向的感情の方法で判断を外向化するのを見て、感情タイプとして見ることがあります。

ENFPs’ Tertiary Function:外向的思考(Te)

外向的思考は、合理的な判断と見解の外向きの表現を含みます。

TeはENFPの好む外向判断機能であり、機能スタックの下位に位置しているため(第3機能であるため)、ENFPは一般に、判断を自身の内に秘め、判断の外向化をあまり快適に思いません。

よって他の知覚タイプと同様に、自身を主張するのではなく、他人の希望に習慣的に譲るようになります。

 
ENFPは独立した考え方を持ち、それを抑制しようとする人々に憤慨する可能性があります。

このことから、ENFPはIxxPタイプよりも自己主張的である傾向がありますが、Teを利用することに対する彼女らの相対的な不快感は、依然として関係性の問題に起こす可能性があります。

 
他の知覚タイプと同様に、ENFPは受動的攻撃行動を行う傾向があり、間接的かつ内密な方法で否定的な感情を表現することを含みます。

例えば、突然友人とのやりとりを突然止めてしまう場合があります。

 
関係者間のコミュニケーションを改善するために、ENFPは自信をもって自己主張する能力を開発する必要があります。

自身の真正な理想に追いつきたいと思って、彼女らはより正直で直接的に自身を表現することを学ぶことができます。

自己実現しているENFPは、自身のTeの強さと信頼の源を見つけます。

 
彼女らは、争いや不調和が悪い結果を来すことへの恐れを克服するために、自身のために立ち上がる勇気を見つけます。

彼女らは、真実の表現が親密さをどのように高めることができるかを理解します。

TeはENFPのリーダーシップ能力にも貢献することができます。

ENFPs’ Inferior Function:内向的感覚(Si)

ENFPは他のタイプの場合と同様に、inferior functionが彼女らの意思決定および行動に影響を与えるときまで、それに容易に気づかない可能性があります。

結果的に、自己知識を欲するENFPの個人の成長は、inferior function 内向的感覚(Si)が彼女らのパーソナリティに現れる方法を理解するように働かなければなりません。

 
Siは過去の情報を使用して現在に通知します。

それは、過去の方法で特定の伝統や慣習を保存することに対する関心を生み出します。

Siタイプ(すなわち、xSxJ)は、日常的で習慣的なタイプです。

Seタイプとは対照的に、彼女らは、新しい身体的快楽・贅沢な環境・物質的満足に対する要求が低いです。

 
Siは、機能的に反対のNeを並列させると最もよく理解できます。

NeとSiは組み合わされると、全体を構成します。

これまで見てきたように、Neは新しいアイデアや可能性を探ることに関心を持っています。

対照的に、Siは過去を保存することに焦点を当てています。

 
Neは限界を知らず、選択肢と機会は無限であると見なしますが、Siは過去の先例によって決定される明確な制限を見ています。

Neは新しさ・斬新さを探し、Siは実証済みなものを探します。

 
興味深いことに、これらの反対の力はすべて、同じタイプ内に存在し得ます。

ENFPは意識的にNeの要求と価値を認識しがちですが、Siに関連する価値観や欲求に対して無意識に応答します。

Mind (N) & Body (S)

Siの最も見過ごされている特徴は、体内感覚(身体の中で感じ、経験したもの)への認識です。

Siのこの要素は、瞑想・ヨガ・太極拳などの身体内の状態に注意を向ける活動の中でより明白になります。

 
SiはENFPのinferior functionであるため、ENFPはある程度の体内意識を欠いている可能性があります。

これを補おうとすると、特定の身体感覚にあまりにも多くの注意を払うことがあります。

これは、体感を重視することで身体的症状を促進させたり、増幅させたりする、好酸球増加症や心身症の影響をより受けやすくする可能性があります。

 
否定的な想像は健康と病気の両方の面でで強い影響を持ち、実際の身体的な問題や病気の発達を促進することさえあります。

Big Picture(全体像)(Ne)vs. Details(詳細)(Si); Perfectionism(完璧主義)

Neモードで動作する場合、ENFPは細部に気付かない傾向があります。

彼女らは細部よりも、抽象的なアイデアや全体的イメージに焦点を当てます。

彼女らは、請求書を忘れる、食べ物を食べない、十分な運動をしないなど、日常生活の具体的な内容に効果的に取り組むために苦労する可能性があります。

しかし、創造的なプロジェクトに没頭すると、ENFPはINFJのように見えることがあります。

 
彼女らは、細部にわたって完璧主義的で強い執念を持つようになる可能性があります。

想像されたデザイン(N)の完璧な材料の具体例(S)ならすべて受け入れるでしょう。

ENFPであったウォルト・ディズニーとスティーブ・ジョブズは、このN-S完璧主義を実証しました。

Past(過去)vs. Future(未来); Traditional(習慣) vs. Novel(新規)

Siは過去に関わり、Neは将来の選択肢や可能性に焦点を当てています。

ENFPのSiはtertiary function Teと組み合わさり、事実や歴史の詳細に興味を持たせます。

 
また、Neを使って歴史的意味を探求したり、歴史の教訓がより良い未来にもたらす影響を楽しみます。

このため、多くのENFPとENTPが政治やジャーナリズムを目指し、現在の出来事を分析して将来を推測するために歴史知識を使用してきました。

 
ENFPは、しばしば慣れ親しんだものや伝統的なもの(Si)と、目新しいものや型にはまらないもの(Ne)との間の緊張を体験します。

これは10代と20代のENFPにとって特に一般的です。

あるレベルでは、ENFPは幼児期の慣習(Si)に結び付けられています。

もう一方で、彼女らのNeとFiは、同じ慣習を再考するよう促すかもしれません。

 
これは、ENFPのアイデンティティの混乱につながり、子供の頃の慣習から脱するか、自身を改革するかの葛藤を経験するでしょう。

強い宗教家庭で育てられたENFPは、Neが自由にふらふらすることへの罪悪感を経験するかもしれません。

 
しかし彼女らはまた、inferior function SiによってNeがチェックされなかった場合の可能性よりも、予測可能であり日常的な生活を選ぶように動機づけられるかもしれません。

 
このような争いは、ENFPに次のような質問を残すことがあります。

私は家庭を持ちたいの、より自由で貧乏な生活をしたいの?

私は従来のキャリアで良いお支払いの仕事を取るか(Si)、より創造的で危険なもの(Ne)で私の才能を試すべきなの?

 
このような質問を検討する際に、ENFPは他のタイプと同様に、inferior functionではなくdominant functionを確実にリードすることが賢明です。

Ne-dominantsとして、ENFPの強みは創造的な探究です。

彼女らの創造性を最大限に発揮させるためには、Siが探索に過度の制限や限界を課していないようにする必要があります。

 
ENFPは通常、Siの慣習を維持し続けるのではなく、Neを使用し、Fiの推論能力を利用して真実を把握する方がよいでしょう。

彼女らのSiは、NeとFiが探索して分析するための原料の一部を供給するかもしれません。

 
たとえば、SiをリードするENFPは、若者の宗教が真実であるという結論から始まるかもしれません。

彼女は、自信が正しい出発点を持っているかどうか疑問を呈さず、その宗教をさらに探求するために自身のNeとFiを使うかもしれません。

 
対照的に、NeをリードするENFPは、宗教が真実であるという前提では開始しないでしょう。

彼女は自分の功績を探求するSiの経験を含むでしょうが、宗教的なドグマが自身の初期分析を制限したりバイアスをかけたりすることを許さないでしょう。

 
すべての選択肢を調査した後、通常は何年もかかるプロセスで、彼女の信念はより明確になり、若者の宗教に関してより確固たる結論を引き出すことができます。

Posted by melancoly