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MBTIとは、認知(思考方法)に基づいて人を16タイプに類型する理論です。

MBTIは、ユングの定義した8つの心理機能に基づいて作られました。

ユングとMBTI

まずは、ユングの定義から見ていきましょう!

ユングの定義した機能

▲内向 △外向
知覚 感覚(S) 内向感覚(Si) 外向感覚(Se)
直観(N) 内向直観(Ni) 外向直観(Ne)
判断 感情(F) 内向感情(Fi) 外向感情(Fe)
思考(T) 内向思考(Ti) 外向思考(Te)

ユングは8つの心理機能(認知・思考法補)を定義し、人はいずれか1つを最も好むとしました。

よって、ユングは人を8タイプに類型しました。

*各機能の内容は下で説明します。

MBTI

MBTIは、人はいずれか1つの機能(第一機能)を最も好むとし、更に第一機能を補助する第二機能を定義しました。

第二機能は第一機能とのバランスを取るため、第一機能とは「方向性(内向/外向)」及び「知覚/判断」が逆になります。

例えば第一機能が内向的感覚Si(内向+知覚)の場合、第二機能は外向+判断となります。

また、第三第四機能にも一定の決まりがあります。

この定義に従うと、16タイプを定義できます。

16タイプ一覧

タイプ名 第1機能 第2機能 第3機能 第4機能
INFP Fi Ne Si Te
ISFP Fi Se Ni Te
INTP Ti Ne Si Fe
ISTP Ti Se Ni Fe
ISFJ Si Fe Ti Ne
ISTJ Si Te Fi Ne
INFJ Ni Fe Ti Se
INTJ Ni Te Fi Se
ESFJ Fe Si Ne Ti
ENFJ Fe Ni Se Ti
ESTJ Te Si Ne Fi
ENTJ Te Ni Se Fi
ESFP Se Fi Te Ni
ESTP Se Ti Fe Ni
ENFP Ne Fi Te Si
ENTP Ne Ti Fe Si

タイプ名の法則

1文字目は、第一機能の方向性を表します。

I(内向)/E(外向)

2文字目は、優先する知覚機能を表します。

S(感覚)/N(直観

3文字目は、優先する判断機能を表します。

F(感情)/T(思考

4文字目は、優先する外向機能が知覚か判断かを表します。

P(知覚機能を外向化する)
J(判断機能を外向化する)

MBTIと人のパーソナリティ

MBTIは、人が情報を取得する方法と処理する方法でのみタイピングしています。

よってMBTIで分かるのは、人がどのように情報を取得・処理することを好むか、およびそれに関連する事柄だけです。

MBTIは人の性格すべてを説明しているわけではないので注意が必要です。

複雑な人の精神を16タイプのみに分類できるの?

例えば、感情タイプ(Fタイプ)は感情機能しか使用しないわけではありません。

健全であれば、人は感情機能と思考機能の両方を使用します。

ただ、ユングやMBTIの定義では、人は必ずどちらか一方を選好する、としています。

 
なので、例えばINFJは直観(N)と感情(F)だけを使用するわけではなく、「感覚思考」より「直観感情」の方を好む。という意味です。

このことを考えれば、MBTIが人を明確に16個に分けているわけではないことが分ると思います。

心理機能

心理機能について、ユングの定義とMBTIの定義は全く同じではありません。

一部の機能(例えばSi)は、その定義が結構異なります。

どちらの定義も正しいという保証はありません。なので、複数の情報源を参照しつつ、独自に理解するしかないと思います。

 
以下では、心理機能について簡単に説明します。

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内向機能(Si、Ni、Fi、Ti)

内向機能は、自身の精神内部に既に存在している情報に対して作用します。

精神内部の情報は、主観的な情報、何らか独自に編集済の情報とも言えます。

外向機能(Se、Ne、Fe、Te)

外向機能は、外部の情報に対して作用します。

外部の情報とは、客観的な情報、独自に編集前の情報とも言えます。

判断機能

判断機能には感情(F)と思考(T)があります。

判断機能とは、物事に対して評価を行う機能です。

判断機能は感情(F)と思考(T)しかありません。よって、人のすべての評価行為は、どちらかに分類されるということです。

感情機能(F)

感情機能は、感情や情動(Emotion)とは全く無関係です。

それは、自身の価値観に従って物事が意義を持つかどうかを評価します。

意義とは、俯瞰的視点における対象の本質的重要性、本質的価値、善、喜び、幸福、平和…などです。

内向的感情(Fi)

Fiは、内面の多くの情報を用いて、特定の対象が意義を持つかを評価します。

例:ある理論が、人々にどのような幸福をもたらすかを考える

外向的感情(Fe)

Feは、外部の状況を見て、その状況が意義があるかを評価します。

例:周囲の環境にある人々は幸せかどうか、また幸せをもたらすには何が必要か

思考機能(T)

思考機能は、物事が有用性を持つかどうかを評価します。

有用性とは、活用方法、効率性、利点、潜在性、能力などです。

内向的思考(Ti)

Tiは、内面の多くの情報を用いて、特定の対象が有用性を持つかを評価します。

例:ある方策が、人々にどのようなメリットをもたらすかを考える

外向的思考(Te)

Teは、外部の状況を見て、その状況が有用性を持つかを評価します。

例:ある提案は、進行中のプロジェクトのメンバーにどのような効用をもたらすかを考える

知覚機能(Si、Se、Ni、Ne)

知覚機能には感覚(S)と直観(N)があります。

知覚機能とは、物事に対して評価を下すのではなく、単に情報を取得して好む形に編集する機能です。

感覚機能(S)

感覚(S)は、自身の経験や五感から得られる情報に関係します。

内向的感覚(Si)

Siは、経験によって取得された内面の情報に対して作用し、その情報を種類ごとに分類します。

Siは単なる経験ではなく、自身が得た主観的印象に関係します。

例:経験に基づく集積された情報から、自身にポジティブな効果をもたらす物事の法則を理解する

外向的感覚(Se)

Seは、外部との関りという経験から直接情報を取得します。

例:共に過ごした相手のパーソナリティに関する情報

直観機能(N)

直観(N)は、勘・第六感・直感とは無関係です。

それは、物事を概念によって捉えることを意味します。

概念によって捉える、とは簡単にいうと、物事から直接得られる情報ではなく、物事の本質を重視するという意味です。

また、一見無関係の物事を共通する本質によって結びつけたりもします。

内向的直観(Ni)

Niは、内面の情報に対して作用し、各情報を概念的に結び付けます(共通する本質によって結びつけます)。

例:多くの人にとっては無関係だと思われる物事間に存在する法則を発見する。

外向的直観(Ne)

Neは、外部の情報に対して作用し、外部客体の本質を探究します。

例:ある出来事の背後にある隠れた理論を理解しようとする。

内部リンク

心理機能診断テスト

各心理機能の強さを診断できます!

MBTIタイプテスト

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心理機能の解説

各心理機能の働きを解説

MBTIタイプリスト

16各タイプの持つ心理機能とその順番などを記載

Posted by melancoly