善と悪-ISFJ:LBP
ISFJは信頼性の象徴です。
高貴、忠実、騎士道という言葉は、正にISFJを表す言葉です。
ISFJの認知ステップ
1 | 2 | 3 | 4 |
判断 | 知覚 | ||
原則(○) | 行動(●) | 詳細(●) | 観察(○) |
▲Si | △Fe | ▲Ti | △Ne |
ISFJは、自分たちが奉仕すべき人々や理想の重要性を理解できる「世界的な観点」を持っており、また、即座に行動計画を立てることに優れます。
彼女らは、妥協しないまっすぐな方法で、完遂する意思を持って、自身よりも大きな何かに奉仕するために生きています。
彼女らは、自身が模範として注目されるほど特別ではないと考えており、懸命に働くことを苦としません。
また、感謝されることを期待していませんが、自身が全力を尽くしていないと指摘されることには敏感です。
ISFJは子供の頃から、自分たちが住んでいる広い世界を愛しています。彼女らはその世界を把握すること、理解すること、楽しむことが大好きです。
彼女らは静かな満足感を持っており、それは通常、その世界に留まることに満足していることを意味します。
彼女らは自分たちの世界、文化、影響圏(自分の力の及ぶ範囲)を体験し、評価したいと考えていますが、ほとんどの場合、自身の影響の及ぶ範囲の外側にあるものについてはそのままで良いと思っています。
ISFJは、社会の利益というよりは世界の善のために、「原則」に基づいて他人を助け、自分の立場をもって義務を果たすのが大好きです。
多くの意味で、彼女ら最も我が道を行くJタイプです。
そしてPと同じように反応的・受動的です…彼女らの世界が危険にさらされるまでは。
INFJは探求のために内省し、彼女らの直観は物事をどのように改善できるかをINFJに示します。
これに対して感覚タイプであるISFJは、すでにそこにあるものに喜びを感じ、自身のタスクに取り組み、自身の責任を遂行することにフォーカスします…例外的な何かが起こるまで。
「私の上司や婚約者が世界を征服しようとしている…」「私の親友や指導者が反乱を計画している…」「私が尊敬する人々が宇宙のすべてを破壊しようとしている…!」
ISFJ(とINFJ)は他者の性質(パーソナリティ)に対して、過度にポジティブな判断をするのが苦手で、悪く考えてしまいがちです。
それは、認知の第4ステップが「動機と観察」だからです。
カーテンが剥がされて、自身が奉仕すべきと心に決めた世界、文化、慣習の知らなかった部分が露わになったとき、ISFJはどうするでしょうか?
ISFJは、それでもその世界を守り続けるの?
それとも、その呼びかけを聞き、たとえ以前に守っていた世界を変えることになるとしても、物事を正そうとするの?
ISFJにとって最も簡単なのは、流れに身を任せ、これまでに目にした腐敗の兆候を無視し、物事を現状のままにしておくことです。
彼女らは、全体像(世界全体)を気にかけず、家にいて、平穏に過ごし、人並みに良きナイトであり続けることはできないの?
しかし、ISFJは、自身が状況を変えるのを恐れるが故に善が汚染され不正義が続く世界に、真に満足することはありません。
ISFJが善と真実の名の下に立ち上がり、世界に裏切られたという感情を動機にして他者を不正義から守るならば、彼女らは人々にとって有益な善の力となります。
ISFJは戦術的で自己犠牲的なヒーローになることができます。
彼女らはまた、型破りな仲間(EPタイプ)のカウンターパートに、または人生に安定したものあまり持たない主人公(INFJなど)をサポートする安定した副官になることもできます。
彼女らは絶妙でありながら正にSタイプ的なユーモアのセンスを持ちます。また、必要なときには自身の感情によって全力で献身する姿勢を示します。
フィクションの中にENTPとISFJ のコンビがたくさん登場します。
すべてのIJタイプと同様に、ISFJも他者がやりたがらないことを自分がしなければならないと感じます。
ISFJは、誰も自分の愛するものを守ってくれないのではないか、という恐れを持ちます。
彼女らが自身にとって最も重要なものを守るためには、忍耐と信頼性が必要です。
ISFJは大切なものに奉仕しそれを守ることを問題としませんが、他の誰かがその負担の一部を担ってくれることを願っています。
彼女らは、可能であれば誰か他の仲間に全体的なビジョンを持ってもらいたいと考えます。
ただし、そのビジョンに向かって重要なことを成し遂げるための徹底的な理解が自分自身にはあると考えており、自身に現場を自由に動かす権限は欲しいと思っています。
ISFJがもともと愛し、深く支持していた「(正しい)原則」を拒否し始めると、彼女らは悪に変わります。
なぜなら、原則を拒否したISFJは間違った世界観やパーソナリティ判断に固執し、彼女らが守るために戦ったまさにそのものを傷つけることになるからです。
これは、意図的に行われていない限り、真の悪ではなく不健全さです。
その間、誰を傷つけようと、何を傷つけようと、悪のISFJは真実について自分自身に嘘をつきます。
彼女らが守ろうと戦っているものは彼女らにとって非常に尊いものであるため、間違ったパーソナリティ判断を下すことや、自身の世界観を再検討しないことはとても一般的です。
しかし、真のISFJは、何度調べても真実は真実のままであることを忘れません。 したがって、もう一度真実を見ることは、真実の情熱を新たに再燃させるだけです。
ISFJは名誉、騎士道心、信頼性が自身を強くし、またそれ自体が報であることを知っています。